今しかできない母乳の寄付。「母乳バンク」のドナーになりました!
母乳育児をしていると、搾乳した母乳が余ってしまうこと、ありますよね。
私もその一人で、「せっかく出た母乳、捨てるのはもったいないな…」と感じていたところ、「母乳バンク」の存在を知りました。
今回は、「⼀般財団法⼈⽇本財団⺟乳バンク」について、私のドナー登録体験を交えながら、登録の流れをご紹介します。
母乳バンクってなに?
「母乳バンク」は、さまざまな理由で母乳を必要としている赤ちゃんに、他のママから提供された安全な母乳(ドナーミルク)を届ける仕組みです。
特に対象となるのは、低出生体重児やNICUに入院中の赤ちゃんたち。消化機能が未熟な赤ちゃんにとって、母乳は命を守る大切な栄養源です。
私が母乳を提供しようと思った理由
うちの子が生後4ヶ月を過ぎて、授乳の間隔が空くようになり、母乳が余るように感じていました。
搾乳して冷凍しても、使わずに捨ててしまうことも多くなってきて…。
そんな時に、「今しかできないことだし、必要としている赤ちゃんがいるなら使ってもらいたい」と思って、母乳バンクのドナー登録をすることにしました。
母乳ドナー登録の手順
① ドナー登録申請フォームの入力
まずは、日本財団母乳バンクの公式サイトから「ドナー登録申請フォーム」を入力します。
簡単な健康状態や授乳状況などの質問に答えます。
📌所要時間:5〜10分ほど
📌公式サイト:https://milkbank.or.jp/
② メールにて案内が届く
申請後、事務局からメールで「協力病院での受診案内」が届きます。
フォーム入力時に選択した指定の病院に、血液検査の予約をします。
③ 協力病院を受診(血液検査・説明)
指定された医療機関で、感染症などのチェックを目的とした血液検査を行います。
私は、「柏の葉レディースクリニック」で検査を行いました!赤ちゃんと2人で行ったけど、スタッフの方も優しく接してくれました🥺

このとき、以下のようなものが配布されます。

搾乳機も無料でいただけました!母乳フリーザーバックなど、不足した場合は申請すれば追加で送られてくるようです。
👇搾乳機を電子レンジで除菌するバックもありました!

👇ドナー登録の特典エコバックもありました!

📌費用は基本的に自己負担なし(病院への交通費などは実費)
📌結果が問題なければ、数週間以内に「ドナー認定」の連絡が来ます
④ 自宅で搾乳・冷凍保存
認定後は、自宅でいつも通り搾乳し、指定の方法で冷凍保存します。
以下のポイントに注意します。
- 手洗いや消毒を徹底
- 配布されたフリーザーバック
- 搾乳日を記録し、記録用紙に記入する
- 冷凍庫は専用スペースを確保
📌カフェインやお酒、薬の摂取制限もあるので注意⚠️
⑤ 宅配便で母乳を送付
ある程度の量がまとまったら、冷凍便で母乳バンクに発送します。
発送はヤマト宅急便を電話で自宅に来てもらうよう頼んで、着払い伝票で送るだけです!
送料は母乳バンクが負担してくれます。
📌クール便(冷凍)で指定の宛先に送る
📌保冷バックに入れて送るだけ!保冷剤などは入れない
⑥ 検査後、安全な母乳として赤ちゃんへ
母乳バンクでは、届いた母乳を厳密に検査・殺菌処理し、
NICUなどで母乳を必要としている赤ちゃんたちへ届けます。
使われなかった母乳も、今後の研究のために使用されるため無駄にはなりません!
母乳を提供するメリット・デメリット
メリット
- 赤ちゃんの命を救う手助けができる
- 使いきれない母乳が有効活用される
実際に登録してみて、自分の母乳が誰かの役に立つという実感があり、とても前向きな気持ちになれました。
デメリット・注意点
- 血液検査や医師の診察が必要
- 病院へ行く交通費は実費
- 保存・冷凍・管理に手間がかかる
- 食生活やお薬の制限がある場合も(詳細は要確認)
とはいえ、無理せず、「できる範囲で大丈夫です」と公式にも書かれているので安心です。
まとめ:気になる方はまずサイトをチェックしてみて
私自身、「もっと早く知っていれば…!」と思った母乳バンクの存在。
今しか提供できない母乳が、他の赤ちゃんの命を支えることがあると知って、本当にやってよかったと思っています。
もし少しでも興味がある方は、日本財団母乳バンクの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
▼公式サイトはこちら
https://milkbank.or.jp/
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